溶接加工とは、短時間の間に高熱を加えて金属を接合することです。
溶接加工法を分類すると60数種類にもおよびますが、薄板板金溶接にはろう接(ろう付け)圧接(スポット溶接、シーム溶接等)融接(アーク溶接、ガス溶接、レーザー溶接等)が代表的なものです。
代表的な溶接について少しだけ説明させていただきます。
スポット溶接とは、2枚の薄鋼板を上下電極間にさしはさみ圧力を加え、大電流を通すと、金属抵抗によって発熱し、薄鋼板の加圧部は半溶融状態となります。そこで電流を止め、加圧する圧接状態で接合するわけです。金属の電気抵抗を利用するところから、抵抗溶接とも呼ばれております。
アーク溶接とは、スポット溶接が機械的圧力を加えて接合したのに対し、機械的圧力を加えずに金属を溶融状態で接合するのことです。板金工場では、アークによる高熱を利用する各種アーク溶接方法があります。被覆アーク溶接、スタッド溶接、炭酸ガスアーク溶接、アルゴン溶接、プラズマ溶接等が代表的なアーク溶接です。
最近はレーザー溶接も増えてきてるようです。
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